社長をやっていると、「自分も起業したいんですが、社長に向いてますか?」と聞かれることがある。
正直、「やってみないと分からない」 というのが本音だけど、それでも「このタイプは向いている」「このタイプは向いていない」というのはある。
今日は、僕が経営してきた経験から感じた「社長に向いてる人・向いてない人」の特徴をまとめる。
社長に向いてる人の特徴
① 決断が早い人
✅ 考えるより、まず動く
✅ 情報が100%揃うまで待たない
✅ 間違えたら修正すればOKと思える
経営者の仕事は「決断すること」がほとんど。
でも、世の中の99%のことは「やってみないと分からない」。
優秀な経営者ほど、完璧な情報を待たずに決断する。
むしろ「50%の確信があればGO」くらいのスピード感が大事。
② リスクを受け入れられる人
✅ 不確実な状況でも動ける
✅ 「失敗したらどうしよう」と考えすぎない
✅ 「最悪、なんとかなる」と思える
起業は「リスクを取るゲーム」みたいなもの。
でも、ずっと怖がっていたら、何も進まない。
成功する経営者は、リスクを冷静に計算しつつも、**「最悪こうすればいいか」**と楽観的に考えられる。
③ お金より「面白さ」を優先できる人
✅ 「儲かるかどうか」より「やりたいかどうか」で動く
✅ 仕事に夢中になれる
✅ 長時間働いても苦じゃない
起業初期は、ぶっちゃけお金にならないことも多い。
だから「お金よりも、仕事自体を楽しめる人」じゃないと続かない。
「気づいたら、ずっと仕事してる」 みたいなタイプは向いてる。
④ 負けず嫌いな人
✅ 「競争」はむしろ燃える
✅ 他人と比べられるのが好き
✅ 「ダメ」と言われると、逆にやる気が出る
ビジネスは、結局 「勝つか負けるか」 だ。
だから、競争を避ける人よりも、「競争が好きな人」のほうが強い。
⑤ 人を巻き込める人
✅ 「この人と仕事したい」と思わせる力がある
✅ 人に応援される
✅ 自然と仲間が集まる
一人でできることには限界がある。
だから、「周りを巻き込める力」 がある人は、社長に向いている。
社長に向いてない人の特徴
① すぐに答えを欲しがる人
⛔ 「何をすれば成功できますか?」と聞くタイプ
⛔ 答えがないと動けない
⛔ 「正解が知りたい」と思う
ビジネスには「正解」がない。
だから、自分で考えられないと、社長はキツい。
② 誰かの指示がないと動けない人
⛔ 「どうすればいいですか?」が口癖
⛔ 言われたことをやるのは得意だけど、自分からは動けない
⛔ 指示待ちタイプ
社長には「上司」がいない。
だから、指示待ちの人は絶対に向いてない。
③ 失敗を怖がりすぎる人
⛔ 「失敗したらどうしよう」と考えすぎる
⛔ 「絶対に成功する方法」を探してしまう
⛔ 行動する前に不安になる
ビジネスでは「失敗」は当たり前。
むしろ、「どれだけ早く失敗できるか?」が大事 だったりする。
「1回の失敗で落ち込む」ような人は、経営は向いてない。
④ 他人のせいにする人
⛔ 「部下がダメだったから」
⛔ 「市場が悪かったから」
⛔ 「環境が整ってなかったから」
社長は 「100%自己責任」 の世界。
うまくいかない時に、他人や環境のせいにする人は社長に向いてない。
⑤ 安定が好きな人
⛔ 「毎月決まった給料がもらえるほうがいい」
⛔ 「リスクはできるだけ取りたくない」
⛔ 「予測できる未来のほうが安心する」
社長は、「安定」とは真逆の仕事。
「とにかく安定したい」なら、経営は向いていない。
「まとめ」
✅ 社長に向いてる人
・決断が早い
・リスクを受け入れられる
・お金より面白さを優先できる
・負けず嫌い
・人を巻き込める
⛔ 社長に向いてない人
・すぐに答えを欲しがる
・指示がないと動けない
・失敗を怖がりすぎる
・他人のせいにする
・安定が好き
もちろん、これがすべてじゃないし、努力次第で変われる部分もある。
でも、起業を考えている人は「自分がどちらのタイプか?」を知っておくことが大事 だ。
コメント