Web広告業界には、いろんなビジネスモデルがある。一般的なのは「広告費の○%を手数料としてもらう」タイプの広告代理店だ。でも、僕の会社は成果報酬型にしか対応しない。(紹介の場合だけたまに予算運用も受けるが)。これは、単なる経営方針ではなく、僕自身の信念に近いものがある。
成果が出ない広告にお金を払うのはおかしい
広告を出したら、それで終わり。結果がどうであれ「運用手数料はいただきます」——これが一般的な広告代理店のビジネスモデルだ。
でも、ちょっと考えてみてほしい。仮に月100万円の広告費を払って、売上がゼロだったとする。それでも代理店には運用手数料が入る。これって、どう考えてもおかしくないだろうか?
僕がこの業界に入ったばかりの頃、知り合いの経営者からこんな話を聞いた。
「広告代理店にお願いしたけど、結局まったく売上が増えなかった。でも手数料は毎月払わなきゃいけない。これって詐欺みたいなもんじゃない?」
当時はまだ若くて、「広告ってそういうものなのかな」と思っていた。でも、自分で広告運用をするようになり、売上を作る仕組みがわかってくると、あることに気付いた。
「クライアントが求めているのは広告ではなく、売上だ」
広告代理店の役割は、ただ広告を出すことではない。広告を使ってクライアントの売上を最大化することだ。でも、多くの代理店はこの本質を忘れている。
だから、僕は**「売上が上がらなければ報酬をもらわない」**という成果報酬型にこだわることにした。
成果報酬型は楽じゃない。でも、だからこそ価値がある
正直に言うと、成果報酬型のビジネスモデルはかなり厳しい。
- 結果が出なければ収益ゼロ
- 広告運用のスキルが求められる
- クライアントごとに深く入り込む必要がある
適当に広告を流しているだけでは、絶対に続かない。常に「どうやったら成果が出るのか?」を考え、分析し、改善し続けなければならない。
でも、このやり方だからこそ、クライアントとの関係が強くなる。僕たちはクライアントの利益と完全に一致している。クライアントが儲からなければ、僕たちも儲からない。
「お互いに成功しなければならない関係」だからこそ、信頼も生まれる。
プロしか生き残れない環境が、最高のチームを作る
もう一つ、成果報酬型でやってきて良かったことがある。それは、メンバー全員がプロフェッショナルになったことだ。
普通の広告代理店なら、「とりあえず運用しておけば給料はもらえる」みたいな人がいても成り立つ。でも、僕の会社ではそうはいかない。成果が出なければ会社の売上もゼロだから、全員が本気でやるしかない。
この環境の中で、本当に結果を出せるメンバーしか残らなかった。
- どのターゲットに広告を出せばCVRが上がるか?
- クリエイティブのどこを変えればCTRが改善するか?
- どの媒体がクライアントのビジネスに最適なのか?
こういったことを徹底的に考え抜く人間だけが残り、今のチームができあがった。
僕が「成果報酬型しかやらない」と決めた理由
Web広告業界には、楽して儲けようとする代理店が多い。でも、僕はそういうやり方が好きじゃない。
クライアントと一緒に本気で向き合い、「どうすれば売上を最大化できるか?」を徹底的に考え、実行する。
そのために、僕は成果報酬型しかやらない。
成果報酬型はリスクもあるし、大変なことも多い。でも、だからこそ、「本当に価値のある仕事」ができると信じている。
これが、僕がこのスタイルにこだわる理由だ。
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